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労務通信 新着情報

賃金不払残業に関する監督指導 不払残業代総額127億円

2017/09/25

 厚生労働省から、本年8月、「平成28年度の監督指導による賃金不払残業の是正結果」が
公表されました。 
 この是正結果の公表は、平成14年度から毎年度行われているものです。
 今回公表されたのは、全国の労働基準監督署が、賃金不払残業に関する労働者からの申告や
各種情報に基づき企業への監督指導を行った結果、昨年4月から本年3月までの期間に不払い
だった割増賃金(不払い残業代)が各労働者に支払われたもののうち、その支払額が1企業で
合計100万円以上となった事案を取りまとめたものです。

平成28年度の監督指導による賃金不払残業の是正結果のポイント
●是正企業数→1,349企業(前年度比 1企業の増)うち、1,000万円以上の割増賃金を
 支払ったのは、184企業
●支払われた割増賃金の平均額→1企業当たり943万円、労働者1人当たり13万円
●対象労働者数→9万7,978人(同5,266人の増)
●支払われた割増賃金の平均額→1企業当たり943万円、労働者1人当たり13万円

 監督指導の対象となった企業では、その監督指導のもと、定期的にタイムカードの打刻時刻や
パソコンのログ記と実働時間との隔たりがないか確認するなど、賃金不払残業の解消のために
さまざまな取組を行い、改善を図っているようです。
 厚生労働省では、引き続き、賃金不払残業の解消に向け、監督指導を徹底していくとのことです。
 今回公表されたのは平成28年度の是正結果ですが、この頃から、働き方改革、長時間労働の是正、
労働時間の適正把握などへの関心が高まっていました。そんな中、賃金不払残業に関する是正企業数
などは減少していません。
 このような結果になったのは、実質的に賃金不払残業が増えたということではなく、監督指導・
是正指導が厳しくなった結果だと思われます。
 たとえば、次のような些細な時間が積み重なって、多額の不払い残業代になった事例も紹介されています。
●休憩時間中に会議が行われていた
➡その会議の時間は労働時間=その時間分の賃金が不払いになっている
●会社が指示したユニフォームへの着替えを行った後にタイムカードを打刻していた
➡その着替えの時間は労働時間=その時間分の賃金が不払いになっている

☆ 「我が社は大丈夫」という思い込みは危険です。日頃から、労働時間は適正に把握しておきたい
  ものです。何かご不明な点があれば、気軽にお声かけください。

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