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かわら版 新着情報

■ 2つの週刊誌から選挙の季節に思うこと ■

2016/09/01

 過日、週刊新潮の7月21号に評論家呉智栄氏(名前の読み方は複数ある
ようである)の『「ポピュリズム」すなわち愚民主主義について』が掲載
されていました。
 呉智栄氏は、「ポピュリズム」という言葉はポピュルス(民衆)主義と
いう意味だが、近年は民衆が正しい判断をする保証はなく、しばしば最悪の
選択を求めるが、それに乗ずる政治という意味で使われている。ポピュリズム
の蔓延に危機感を抱く人もいるとして、次のインタビューを引用している。
 6月17日付け朝日新聞の1ページ大で掲載した与謝野馨氏のインタビューで、
与謝野氏は「民主主義の中で『国民の声』というものが必ずしもいつも正しい
とは限らない」「残念ながら、国民は楽な道を喜びがちです」と遠慮がちに、
付け足しのように語っているそうである。
 そして、呉氏は、「週刊プレイボーイ」7月4日号の巻頭の『俺たちはバカ
なのかもしれない』を引用している。
 内容は、2001年から今年までの5回の「次の首相にふさわしい人」ベスト
スリーアンケートの再検証である。
 2010年3月の調査(共同通信社調べ)は、① 舛添要一 23.7% ② 鳩山
由紀夫 8.3%
③ 菅直人 7.4%
 何だろう。この顔ぶれは。特に圧勝の第1位は。週刊プレイボーイの結論部は
見出しと同じく「俺たちってバカなのかもしれない」。
 今号のかわら版の筆者は、この週刊プレイボーイを取り寄せてみて、通常手に
することのない週刊誌であるが、この号には「国債暴落Xデーは2018年!?」と
いう硬派な記事もあった。
 呉氏は、民意の一つとして明治38年の日比谷事件を挙げている。足かけ2年に
及ぶ日露戦争は講和に踏み切り終結したのに対し戦争継続を訴える民意は大きかっ
たようである。
当時、情報の統制下で、戦況について国民にどのような情報が流されていたのかは
不明である。
「坂の上の雲」などで 日露戦争は、近代日本の勃興期の大いなる歴史の一つと
して語られており、その終結はいかにあるべきであったかは歴史の検証に待つべ
きものであったということになるであろう。
 紙数は尽きるのであるが、この週刊誌はなかなか面白いものであった。

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